<2019年夏・イタリア旅行記>⑥ ナポリから更に南へ…ジャパァーンから来たよ!
ナポリ駅の地下からサレルノ行きの電車に乗ります。
メトロと呼ばれるけれども、切符も普通の電車と同じなので、日本でイメージする地下鉄とちょっと違います。
この路線で、遺跡で有名なポンペイまで行く事ができますが、到着するのはポンペイの街の中心のようで、遺跡に行くのには、ナポリ発の私鉄「チルクムヴェスヴィアーナ鉄道」の利用の方が便利だそうです。
http://bottegajunko.com/wp-content/uploads/2019/08/img_3801.mov(リンクから動画がみられます)
途中、カメオで有名な「トッレデルグレコ」も通ります。
いつか途中下車してみたい場所の一つ!
昔、「イタリアで大の字」という本の中でカメオ職人さんについて描かれているエピソードがありまして….
確か、太陽の光があるうちに作業をして、沈んだら作業はおしまい、というような内容だったと思います。
その事が心に残っていて、自分が同じように作品を作り出す立場になって、とても心に染み入るのですね。
陶器の絵付けは、たくさんの色を使いますので、やはり自然の光の中で行うのが一番。タイトなスケジュールの時には夜に作業したこともありますが、電気の明かりではなんとなく色のイメージが湧きにくいし、何より心が焦っているといい絵付けができない気がします。
なので、今ではほとんど夜に作業することはせず、たっぷり日差しを浴びながらのんびり絵付けをしています。そこはイタリア流を採用。
やってきたのは陶器の街、ヴィエトリスルマーレ。
ここにもポジターノのような優雅なクーポラの教会があるのですが、うまい撮影スポットが見つからない…
基本的には崖の斜面にある街なので、細い坂道や階段が至る所にあります。
こういう階段でも、おばあちゃま達はスタスタ登り降り。
街の至る所に陶器!街のシンボル的な「うっかりお魚のっちゃった人魚🧜♀️」
お店の前に飾ってある作品は撮影禁止のところも多くて、じっくり目に焼き付けてきました。
無事に用事を済ませてしばしお散歩。
この側の路地で、ちょいワル風にシャツを着崩したものスゴ〜いイケメンが近所の子供のサッカーの相手をしてあげるという、なんとも美味しい場面に遭遇して、ウィンドウを見る振りをしながらしばらく観察。イケメンは子供にも優しいんだなぁ〜。優しい世界。
耳を澄ませて会話を聞くも、実は地元の人同士が話していると、かなり方言がきつくて聞き取れない…
イタリアの典型的イケメンといえば、青い目に暗めの髪色、ワイルドなヒゲとサングラスにピタッとめなシャツ。
今回、旅の後半に体調崩していた主人に奇跡が起こる…いつも剃っているヒゲが伸びてきて段々ワイルドに…!ワイルドイケメンになってるがな!!!足りなかったのはヒゲか!このまま剃らないで!惚れ直したよ!と言っても「これじゃ会社行けないよ!」とメンタルが日本人なので一夜の幻で終わりました😭
細く入り組んだ路地。国が違えど、漁村の雰囲気を感じると安心する南房総産の私。
とにかく暑くて、ジェラートさえ食べる気にならず…そんな時はひたすらグラニータ(かき氷)です。
レモン味🍋だけど、ほんのり塩味。命の水。初恋の味。そこら辺のバールで購入したけれど、今まで食べた中で一番美味しい。
バールのお兄ちゃん、店内に居た近所の子供に「ほら、勉強した英語で話しかけてみなよ!」と私を指して…ごめん、ワタシエイゴハナセナイヨ…でも一生懸命「ジャパァーン!」って返してあげたよ…
ナポリの夜の1人歩きは危ないと釘をさされていたので、今回は寄り道せずに早めにアパートに帰ります。
サレルノ泊なら安全なのでそんなに警戒しないのですが…
まだまだ続くナポリ編。