<イタリア旅行記2019夏>⑮ テルモリグルメと夜中の遊園地
テルモリの街並み。このお城の先に、お伽話の世界ような旧市街が広がっています。
この旧市街にお気に入りのお店がありまして…
数年前にも訪れたレストラン「Sognadoro」
イタリアでは良くあることだとは思いますが、南イタリアでは、より強く感じる人との繋がり。
親戚のおじさまのお友達のお店なので、おじさまがとにかく
「今から行くからね!日本から来た大事なお客さんだからよろしくね!」と念を押してお店に予約してくれていました。
日本もそうだとは思いますが、イタリアでは、このワンクッションがあるかないかで格段にサービスが変わることもあったり・・・
愛すべき点ではありますが、その反面、コネが無いとなかなか物事が進まない…なんていう。
ちょっと古い感覚の一面もあったりしますよね。
このお店、南イタリアらしいタイル使いで、店内も本当にかわいいんだ~!
タイルも、こういう風に並べて壁に貼ると素敵ですね~我が家の壁にもやってみたい!
井戸のお魚祭壇もすごい!
ピッツェリアではなくリストランテですが、ピッツァもとてもおいしい。
私はいつも決まってシンプルなトマトソース+アッチューゲ(アンチョビ)です。
一人で原木一本食べちゃうんじゃないか?という位の生ハム好きな娘は生ハムマシマシピッツァ。
主人は大抵、tonno+cipolla (ツナとオニオン)かquattro formaggi(4種のチーズ)。
シンプルなのが好きな息子はマルゲリータ、ただしバジル抜き。
それぞれ、好みの味がありますね〜。
海での軽食。
これはパンパネッラという、この地方独特の豚肉料理をパンに挟んだもの。
初めて食べました。
唐辛子がまぶしてあって、かなりピリ辛だけど、タンドリーチキンに通ずるようなクセになる味!
北イタリアではあまり辛い料理は食べないので、いかにも南イタリア!という感じがしました。
地元で人気のお惣菜屋さんだそうです。
ここでは、イカのフリットと魚のフリットを持ち帰り、家で食べました。
さすが人気店、お客さんがひっきりなしで、だいぶ待ちました。
店内で食べることもできます。テーブルクロスかわいい!
夜のテルモリはこんな感じです。人がいっぱい!
涼しくなる夏の夜、みんなこうして夜のお散歩をするんですね。
そんな時のお供はもちろんジェラート。
すごいおしゃれなお店でも、北イタリアに比べるとジェラートも安いです。
番外編。夜のルナパーク。
トイストーリー4で目にした方も多いんじゃないでしょうか?
これは、移動式の遊園地で、夏の間だけ現れる幻…というとかっこいいけれど、これがまた夜中までとにかくうるさい。笑
ディスコか!?という大音量。
そして、絶対に著作権を無視してるデザインのオンパレード・・・。
アパートのすぐそばだったので、とにかく眠れないくらいの音。
おそらく夜中の2時ごろまで??スンドコズンドコ。
日本だったら騒音問題になりそうなところですがイタリアでは「うるさいけど、別に窓閉めればいいじゃない~?」ということなんでしょう。
そして、深夜まで普通に子供たちが外で遊んでいる。
日本の夏休みといえば、早寝早起きが基本ですが、どうやらイタリアの夏休みはもっとおおらかな様子。
夜9時までに寝かせないと成長ホルモンが云々〜と言われる日本。
私も休み中は子供たちを早く寝かせるのに苦労していますが、イタリアの子供たちを見ていると「早く寝なくても育つな!子供は!」としみじみ思ったりします。
その代わり、必ずイタリアでは子供にお昼寝はさせていますよね。
熱い日中は家で過ごし、涼しくなった夜に外に出かける…外で家族や友人とゆっくり過ごす時間を大事にする。
ある意味、エコな生活と言えるかもしれませんね。
街の聖人、聖バッソのお祭りのお祝いの花火。アパートのベランダからの眺め。
イタリアでは、花火は大抵夜中の12時開始です。12時ですよ??
そういえば主人と初めての花火デート。
昼過ぎから浴衣の着付けを始める私に、てっきり12時頃だと思ってのんびりしている主人。
19:00開始だよ!というと、え?なんで?ホント?と焦って支度させたという・・・。
花火は夜中から!という感覚なんですね~。
浦安の当工房では、毎晩ディズニーの花火の音だけは聞こえてきますが…
こんなに特等席で静かに花火を観賞したのは生まれて初めて!
最高なテルモリの夜。
次回最終回・・・となるはず!