<タイル看板制作風景>オリジナルデザインでのご注文も承ります。

私にとって、イタリアと同じくらい思い入れのある国がスペイン。

小さいころからなぜかフラメンコをずっとやってみたいと思っていて、社会人になり習い始めて早十数年。

それ以降、フラメンコ関係でスペインの方と触れ合うことも多く、いつかはスペイン語も習得するのが夢・・・!

私のタイルデザインは、イタリアのマヨリカ焼きのスタイルを多く取り入れていますが、

通っていた教室ではスペインのタイルデザインを勉強したので、スペインらしい絵付けも得意としています。

この度、敬愛する太田マキ先生が大分にオープンする、フラメンコスタジオの看板を制作させていただきました。

東京と大分を拠点に、精力的に活躍されている素敵なバイラオーラのマキ先生。HPはこちら

がんばってデザインさせていただきましたよ!

スタジオの名前が<CASA EL MONTE ABANICO 扇山フラメンコスタジオ> ということで、

扇をコーナーに配置してポイントにすることに・・・。

扇はアバニコと呼び、フラメンコでも欠かせない小道具。

そこに、パリージョ(カスタネット)やペイネタ(髪飾り)も盛り込んで、ややモダンでユニークな絵付けに。

今回はシンメトリーのレイアウトなので、まずは縦の半分のみ紙に下絵を。

それをPCに取り込み、左右同じデザインで配置します。

スタジオ名は、先生のお父様が筆で書かれた味のあるフォントをいただいたので、そちらを挿入。

現代ではこういう作業がPC上できるので便利ですね~。

昔の伝統的な絵付けでは、きっと地道に下絵を描いたのでしょうねぇ・・・

使うのはこちらのスペイン製の15㎝角タイルを6枚。

合わせると30㎝×45㎝大きなサイズになります。

今回は、大物なので、本番の絵付けの前に色味を見るためにテストピースを制作。

レモンに見えるのは、実は大分名物のザボン!青いのはザボンの花のイメージです。

その他にも、豊後梅など、大分モチーフを所々に忍ばせて・・・

こういう遊び心をデザインに取り入れるのが好き!

オーダー看板ならではの醍醐味です。

タイルの上に白い釉薬をかけ、その上に顔料で絵付けをしていきます。

青と黄色のスペインの伝統的な色味を活かしながら、Junko流のデザインに仕上げていきます。

絵付け途中。真ん中に浮かび上がるのは、カーボンの粉で写し取った下書き。

こんなにうっすらしたところを、筆で塗っていくのですよ~。

ザボンの花は本来は白なのですが、スペインタイルでは、白色は薄い水色で表現していきます。

最後に黒い線で輪郭を描きます。

これでだいぶ絵がはっきりしてきました。

そして、この粉っぽい感じが、焼成すると一気に鮮やかな色味になります。

焼成温度は約1000度。一晩焼いて、一晩ねかせます。

こんな感じで鮮やかに焼き上がりました!

このまま壁に貼り付ければ、本場の香りただようタイル看板に・・・

室内用に、板を張り付けたり、フレームに入れたり、設置個所にあわせてご相談承ります。

100%オーダーメイドのタイル看板。

レストランやスタジオなど、随時オーダー承っておりますので、お気軽にご相談くださいね!

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